新型コロナウイルス感染症流行により、看護学校の学生たちも大きな影響を受けました。
令和2年4月に緊急事態宣言が発令されたことに伴い、君津中央病院附属看護学校は同年5月末まで臨時休校となりました。その後、分散登校から徐々に通常の登校へ戻し、感染症対策を徹底しながら学校生活を送っています。現在でもまだ一部の授業では遠隔授業を実施していたり、病院等に実習に行くことが出来ず学内実習となったり、厳しい状況の中で精一杯学業に取り組んできました。
次に、現在の学校生活の様子を紹介します。まず、校内の各所にはアルコール消毒液が多数設置されています。校内に入る前に正面入り口で手指消毒を行い、日中も教室前に設置されている消毒液を都度使用することとしています。手指だけでなく、机や教卓、PC等の物品も使うたびに消毒することを徹底しています。教壇には透明のシールドが設置され、授業中も教員と学生の距離を十分取るようにしています。昼食時は全員が同じ方向を向きながら黙食を行い、万が一学生の中からコロナウイルス感染症の感染者が発生しても、他の者が濃厚接触者とならないような対策を実施しています。
また、入学式等の行事は企業団外部の来賓を一切招かず、保護者の参加も不可とするなど規模を縮小して開催をしています。全員がマスクを着用して距離を取り、人の少ない体育館で行われる式典は、普段より物寂しい印象を受けるものでした。
このような感染対策を日々行う学校生活は、学生たちにとって非常に大変なものです。平時であれば行えた楽しい行事も、賑やかな昼食の時間も無く、貴重な学びの場を制限され、窮屈な思いをしています。
しかし、一人一人が看護学生としての自覚を持ち、今後の医療の現場を支える者として、精一杯今出来ることに励んでいます。